
小松 文子

小松 文子
リサーチャー
小松 文子(こまつ あやこ)
手話で人間と心を通わせるゴリラ「ココ」と、ロックバンド・レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーが共演する映像を見たのが、
私にとって“ゴリラの扉”を開くきっかけでした。
その後、アフリカで野生のゴリラに会いたいという夢を抱き、登山を始めました。
初めての登山で現在の夫と出会い、ともに自然の中を歩きながら、ゴリラへの情熱を育んできました。
ふたりで、毎年全国の動物園を訪れ、ゴリラたちとの出会いを楽しむ“推し活”を続けています。
結婚を機に長年勤めた会社を辞め、2023年12月に京都・法然院で行われたトークイベント
「ゴリラにとり憑かれたふたりの、ほろ酔い対談」
〜スマホを持たないゴリラたち〜
に参加しました。
そのとき、森啓子さんの熱い想いに心を動かされ、講演後に「お手伝いさせてください」と自らアシスタントを志願したのです。
その3か月後、私はアフリカ・ルワンダへ渡り、森さんを訪ねてマウンテンゴリラに会いに行きました。
まわりから「すごい行動力」と言われましたが、
夫が「何も君のアフリカ行きを阻むものはないじゃない?」と言ってくれたのです。
本当は新婚旅行で一緒に行きたかったのですが、夫は休暇が取れず、私はひとりでルワンダの森へ。
森さんの案内で、シルバーバックが6頭もいる巨大グループを訪ねることができました。深い薮から、次から次へとシルバーバックが現れる光景が、今もこころに深く残っています。
いまは資料整理や講演準備など、「ゴリラのはなうた♬」の裏方として携わっています。
ゴリラと人間が共に生きる未来を願いながら、自分にできることをひとつひとつ積み重ねています。
私なりに力いっぱい。日々奮闘中です。


